MedUni Exam

医師国家試験の合格率と合格基準、2027年の日程

第120回医師国家試験の合格率は91.6%でした。受験9,980人に対して合格9,139人で、厚生労働省が2026年3月16日に発表した数字です。次の第121回医師国家試験は2027年2月6日(土)と7日(日)に行われ、出願受付は2026年11月2日から11月30日まで、合格発表は2027年3月16日午後2時です。このページでは合格率と合格基準、400問の内訳、第121回の日程を厚生労働省の資料から表にしています。

医師国家試験の合格率の推移(第115回から第120回)

第120回医師国家試験は受験9,980人のうち9,139人が合格し、合格率は91.6%でした。厚生労働省が2026年3月16日に公表した第120回医師国家試験の合格発表ページの数字です。

医師国家試験の回(実施日)出願者数受験者数合格者数合格率
第120回(2026年2月7日・8日)10,244人9,980人9,139人91.6%
第119回(2025年2月8日・9日)10,544人10,282人9,486人92.3%
第118回(2024年2月3日・4日)10,614人10,336人9,547人92.4%
第117回(2023年2月4日・5日)10,586人10,293人9,432人91.6%
第116回(2022年2月5日・6日)10,353人10,061人9,222人91.7%
第115回(2021年2月6日・7日)10,160人9,910人9,058人91.4%

出典: 厚生労働省「医師国家試験の合格発表について」(第120回第119回第118回第117回第116回第115回)。2026年9月22日に確認。

医師国試の合格率は第120回が91.6%、第115回からの6回が91.4%から92.4%の範囲で、最高は第118回、最低は第115回です。分母は受験者数で、第120回では出願10,244人のうち264人が受験していません。

医師国家試験の合格率は新卒と既卒でどれだけ違うか

第120回医師国家試験の合格率は新卒者が94.7%、既卒者が54.6%で、差は40.1ポイントです(2026年3月16日、厚生労働省)。新卒は受験9,205人で合格8,716人、既卒は受験775人で合格423人でした。既卒の行は厚生労働省の第120回医師国家試験の学校別合格者状況(2026年3月16日)にそのまま印刷されています。

医師国家試験の回新卒 受験者数新卒 合格者数新卒 合格率既卒 受験者数既卒 合格者数既卒 合格率(第115回から第119回は計算値)
第120回(2026年)9,205人8,716人94.7%775人423人54.6%
第119回(2025年)9,507人9,029人95.0%775人457人59.0%
第118回(2024年)9,489人9,048人95.4%847人499人58.9%
第117回(2023年)9,459人8,972人94.9%834人460人55.2%
第116回(2022年)9,232人8,774人95.0%829人448人54.0%
第115回(2021年)9,159人8,649人94.4%751人409人54.5%

出典: 第120回の既卒は厚生労働省学校別合格者状況、新卒と全体は各回の合格発表ページ(第119回ほか)。2026年9月22日に確認。

既卒の受験者は毎回751人から847人で、第120回では775÷9,980=7.8%にとどまります。

医師国家試験の合格率 大学別のデータと設置区分別の内訳

大学別の合格率は、厚生労働省が第120回医師国家試験の82校分を1つの表で公表しています。設置区分別に合計すると、国立が93.0%、公立が93.5%、私立が92.5%でした。厚生労働省は同じ資料で「ベスト5・ワースト5等といった記載は差し控えていただきますようお願いいたします」と求めているため、このページでは大学ごとの順位を作らず、区分ごとの合計を載せます。

第120回医師国家試験の区分出願者数受験者数合格者数合格率新卒 合格率既卒 合格率
国立大学 計5,188人5,121人4,765人93.0%95.9%53.6%
公立大学 計856人844人789人93.5%95.4%59.1%
私立大学 計3,849人3,672人3,397人92.5%94.6%63.5%
認定(外国医学校卒業者等)317人309人169人54.7%64.7%39.3%
予備試験合格者34人34人19人55.9%68.2%33.3%
総合計10,244人9,980人9,139人91.6%94.7%54.6%

出典: 厚生労働省第120回医師国家試験の学校別合格者状況(2026年3月16日)の小計行と合計行。 2026年9月22日に確認。

検算すると、出願は5,188+856+3,849+317+34=10,244人で、受験9,980人と合格9,139人も総合計に一致します。

医師国家試験 2027年(第121回)の日程

第121回医師国家試験は2027年2月6日(土)と7日(日)に行われます。医師国試の日程は、2026年7月1日付の施行告示(厚生労働大臣 上野賢一郎)が令和9年2月6日・7日と定めています。出願受付は2026年11月2日から11月30日まで、受験手数料は15,300円、合格発表は2027年3月16日(火)午後2時です。

第121回医師国家試験の項目日付と内容
第121回 受験に伴う配慮の申請期限2026年10月1日(木)まで
第121回 出願書類の受付期間2026年11月2日(月)から11月30日(月)まで、郵送は書留
第121回 受験票の発送2027年1月上旬、1月25日までに届かない場合は問い合わせ
第121回 試験期日2027年2月6日(土)・7日(日)
第121回 卒業証明書の提出期限2027年3月9日(火)午後2時
第121回 合格発表2027年3月16日(火)午後2時、厚生労働省ホームページ
第121回 試験地12都道府県(北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県)
第121回 受験手数料15,300円(収入印紙で納付、受理後は返還なし)

出典: 厚生労働省医師国家試験の施行について(第121回の施行告示)。 2026年9月22日に確認。

2026年9月22日から数えると、出願開始まで41日、出願締切まで69日、試験日まで137日、合格発表まで175日です(日付は施行告示、日数はこのページの計算)。卒業見込証明書で出願した人は、3月9日午後2時までに卒業証明書を出さないと受験が無効になります。

大学の医学部を卒業して受験する人は、共用試験に合格していることが受験資格の条件です。ただし令和7年4月1日より前に卒業した人は、この規定にかかわらず受験できると告示に書かれています。予備試験の合格者と、外国の医学校を卒業して厚生労働大臣の認定を受けた人は、これとは別の受験資格で出願します。第121回の問題数と時間割はまだ公表されていません。

医師国家試験は何問か、第120回の時間割とブロックごとの問題数

医師国試は何問かという問いの答えは400問です。第120回医師国家試験の時間割は、2026年2月7日がA問題9時30分から、B問題13時35分から、C問題16時00分から、2月8日がD問題、E問題、F問題という2日間でした。正答値表の問題番号はA001からF075まで欠番なく400問です。

第120回医師国家試験のブロック日付時間帯問題数解答時間(正味)1問あたり(計算)
第120回 A問題2026年2月7日(土)9時30分から12時15分75問2時間45分2分12秒
第120回 B問題2026年2月7日(土)13時35分から15時10分50問1時間35分1分54秒
第120回 C問題2026年2月7日(土)16時00分から18時30分75問2時間30分2分00秒
第120回 D問題2026年2月8日(日)9時30分から12時15分75問2時間45分2分12秒
第120回 E問題2026年2月8日(日)13時35分から15時10分50問1時間35分1分54秒
第120回 F問題2026年2月8日(日)16時00分から18時30分75問2時間30分2分00秒
第120回 6ブロックの合計2日間集合8時45分、解散予定19時ころ400問13時間40分2分03秒

出典: 厚生労働省 第120回医師国家試験のA問題の問題冊子ほか各ブロックの表紙、正答値表受験者留意事項(受験地:東京都)。1問あたりはこのページの計算です。 2026年9月22日に確認。

医師国試の1問あたりは、A問題とD問題が165分÷75問=2分12秒、B問題とE問題が95分÷50問=1分54秒、C問題とF問題が150分÷75問=2分00秒、全体が820分÷400問=2分03秒です。

医師国家試験の必修問題とは何か

必修問題は400題のうち100題です。内訳は一般問題50題と臨床実地問題50題で、厚生労働省の医師国家試験改善検討部会報告書(令和2年11月)の参考資料に示されています。配点は一般問題1問1点、臨床実地問題1問3点の合計200点です。合格基準は絶対基準で、最低の合格レベルが80%と定められています。

出題区分問題数
医師国家試験 第112回以降 必修問題(一般50題・臨床実地50題)100題
医師国家試験 第112回以降 医学総論150題
医師国家試験 第112回以降 医学各論150題
医師国家試験 第112回以降 出題総数400題
医師国家試験 第112回以降 一般問題の合計150題
医師国家試験 第112回以降 臨床実地問題の合計250題

出典: 厚生労働省医師国家試験改善検討部会報告書(令和2年11月)の参考資料「医師国家試験の出題内容」と「近年の医師国家試験の変遷」。 2026年9月22日に確認。

禁忌肢は平成9年の第91回から導入され、患者の死亡や不可逆的な臓器の機能廃絶に直結する事項が対象です。

医師国家試験のボーダー(合格基準)の推移

第120回医師国家試験の合格基準は、必修問題が160点以上/200点、必修を除いた一般問題・臨床実地問題が224点以上/300点(224÷300=74.7%)、禁忌肢の選択数が3問以下でした。厚生労働省が合格発表と同じ2026年3月16日に公表した数字です。合格基準が示されるのは合格発表の日で、第121回の施行告示には合格基準の記載がありません。

医師国家試験の回必修問題の基準必修の割合(計算)一般問題・臨床実地問題の基準その割合(計算)禁忌肢の上限
第120回(2026年)160点以上/200点80.0%224点以上/300点74.7%3問以下
第119回(2025年)160点以上/200点80.0%221点以上/300点73.7%3問以下
第118回(2024年)160点以上/200点80.0%230点以上/300点76.7%3問以下
第117回(2023年)160点以上/200点80.0%220点以上/295点74.6%2問以下
第116回(2022年)158点以上/197点80.2%214点以上/297点72.1%3問以下
第115回(2021年)160点以上/200点80.0%209点以上/300点69.7%3問以下

出典: 厚生労働省 各回の合格発表ページ(第120回ほか5回分)。割合の列は小数第2位を四捨五入したこのページの計算値です。 2026年9月22日に確認。

一般問題・臨床実地問題の基準は、割合に直すと第115回の69.7%から第118回の76.7%まで7.0ポイント動きます。医師国試のボーダーのうち必修は6回とも80%前後です。第116回には、必修問題の一部を採点から除外された受験者は総点数の80%以上とする但し書きが付いています。

医師国家試験の出題基準は令和何年版が最新か

最新の医師国家試験出題基準は令和6年版です。医道審議会(医師分科会医師国家試験出題基準改定部会)のページに掲載されているのは令和6年版(令和5年3月31日)までで、2026年9月22日の時点で令和8年版の掲載はありません。ブループリント(医師国家試験設計表)が各項目の出題割合を示します。

医学各論の章出題割合
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅰ 先天異常、周産期の異常、成長・発達の異常約5%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅱ 精神・心身医学的疾患約5%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅲ 皮膚・頭頸部疾患約11%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅳ 呼吸器・胸壁・縦隔疾患約7%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅴ 心臓・脈管疾患約10%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅵ 消化器・腹壁・腹膜疾患約13%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅶ 血液・造血器疾患約5%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅷ 腎・泌尿器・生殖器疾患約12%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅸ 神経・運動器疾患約9%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅹ 内分泌・代謝・栄養・乳腺疾患約8%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅺ アレルギー性疾患、膠原病、免疫病約5%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論Ⅻ 感染性疾患約8%
医師国家試験 令和6年版ブループリント 医学各論ⅩⅢ 生活環境因子・職業性因子による疾患約5%

出典: 厚生労働省ブループリント(医師国家試験設計表)令和6年版。出題割合は概数で、合計が100%にならない場合もあると明記されています。 2026年9月22日に確認。

医学総論では予防と健康管理・増進が約17%で最も大きく、保健医療論と治療が各約13%です。

医師国家試験の勉強法と過去問、1問2分03秒の時間配分

医師国家試験の過去問は厚生労働省のサイトで無料で公開されています。第120回はA問題からF問題までの問題冊子6冊(A問題ほか)と正答値表がPDFで読め、試験当日も問題の持ち帰りが認められています。1問に使える時間は平均2分03秒(820分÷400問)で、75問を165分で解く練習がそのまま本番のペースになります。

  • 配点から決める: 必修100題は200点満点で、基準の160点までに許される失点は40点です。
  • 本番の道具で解く: 第120回の持参品はHBの鉛筆(シャープペンシル不可)、プラスチック消しゴム、鉛筆削り、腕時計(電卓・通信・メモ機能つきは不可)、昼食です。

講義ノートやスライドをアップロードすると、その資料から選択問題が作られます。すべての問題は、もとになった文をページ番号つきで引用し、別のモデルが答えを確認してから表示されます。資料が日本語なら問題も日本語で出ます。アカウントなしで月60問、無料アカウントで月300問まで使えます。Exam Passは90日間で$19.99、500問のパックは$5.99で、どちらも自動更新されません。サンプル試験で出題の形式を確認できます。医師国家試験の形式で自分のノートから練習問題を作る方法は医師国試のページにまとめています。1日あたりの練習問題数試験3週間前の間隔反復も別の記事にあります。

医師国家試験は厚生労働省が実施する国家試験で、このサイトは試験の実施機関とは関係がありません。医学部の講義資料から問題を作る手順は医学生向けのページにあります。

よくある質問

医師国家試験 禁忌 何問まで

第120回医師国家試験では禁忌肢問題の選択数が3問以下という基準でした。第119回、第118回、第116回、第115回も3問以下で、第117回だけが2問以下です。厚生労働省が各回の合格発表と同時に公表する合格基準の3番目の条件で、点数の条件を満たしていても選択数が上限を超えると合格になりません。

医師国家試験 日程 会場

第121回医師国家試験は2027年2月6日と7日に、12都道府県(北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県)で行われます。個別の会場は受験票の送付時に案内され、施行告示には会場に関する問合せには応じられないと書かれています。受験票は2027年1月上旬の発送予定です。

医師国家試験 2026

2026年に行われたのは第120回医師国家試験で、試験日は2月7日と8日、合格発表は3月16日午後2時でした。出願10,244人、受験9,980人、合格9,139人で合格率は91.6%です。新卒者は94.7%、既卒者は54.6%でした。合格者には発表と同じ日に合格証書が発送されています。

医師国試 ボーダー予想

医師国試のボーダーが示されるのは合格発表の日で、第120回は2026年3月16日に確定しました。第121回の施行告示には合格基準の記載がありません。必修を除く一般問題・臨床実地問題の基準は平均点と標準偏差を用いた相対基準のため、受験者全体の出来で動きます。過去6回の実績は分母に対して69.7%から76.7%の範囲でした。

医師国家試験 問題数 推移

出題総数は平成30年の第112回に500題から400題へ減り、試験日数も3日間から2日間になりました。厚生労働省の医師国家試験改善検討部会報告書の参考資料に、この年の変更として記載されています。第112回以降は一般問題150題と臨床実地問題250題の計400題で、第120回もA問題からF問題まで合計400問でした。

医師国試 過去問

第120回医師国家試験の問題冊子と正答値表は、厚生労働省のサイトでPDFとして公開されています。A問題からF問題まで6冊あり、正答値表にはA001からF075までの正答が並びます。試験当日も問題の持ち帰りが認められており、受験者全員に成績が通知されます。選択肢はaからeの5つで、2つ選ぶ形式では1つや3つ以上の解答は誤りです。

医師国家試験 合格基準 決め方

必修問題は絶対基準で、最低の合格レベルが80%と決められています。必修を除いた一般問題と臨床実地問題の合計は、平均点と標準偏差を用いた相対基準です。厚生労働省の改善検討部会報告書にこの2本立てが書かれていますが、標準偏差を何倍して引くかという係数は示されていません。合否は医道審議会医師分科会の意見を踏まえて厚生労働大臣が決定します。

公開日 , 更新 .